正常な歯髄組織を観察する

Featured Video Play Icon

どのような状態の神経は残せて、逆にどのような状態であれば抜髄が適応なのかを判断するためには正常な歯髄組織像を知っておくことが大切です。

有名なリクウチ先生の著書では、神経に達していない虫歯でも神経に炎症が起きていると組織標本とともに解説されています。

つまり全く問題のない歯の抜髄や生活歯髄切断法を行った時の歯髄組織を観察しないと正常な歯髄組織像を観察したとは言えないということになります。

最近は、矯正治療を利用することが多くなり、便宜抜髄をすることがほとんどなくなってきました。

この症例は、対合歯とのクリアランスの関係から圧下が必要でしたが、費用と期間をかけられないという患者様の要望により根管孔部で歯髄を切断することになりました。

この動画を見ると正常な歯髄組織がどのようなものかよくわかると思います。Vital Pulp Therapyを行う際の参考になれば幸いです。