虫歯で神経を取りたくない場合 露髄したときの対応(二回法→生活歯髄切断法)

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できるだけ歯の神経を温存したいと思っていますが、症状がなくても虫歯を除去していると露髄(神経が見えること)してしまうことがあります。

その際は、神経が見えた穴を広げていくことで中の神経の状態を確認します。

症例は、30代女性の虫歯治療でステップワイズエキスカベーション(二回に分けて虫歯を取る方法)を行い、EPT(+)、冷温診(−)温熱診(−)打診(−)でしたが、二回目の虫歯の除去時に露髄が認められました。

露髄した部分を広げていくと炎症が冠部歯髄まで及んでいたため、炎症性の歯髄を除去し、根管口をMTAセメントで封鎖しました。

正常な歯髄と炎症性の歯髄を見分けるためには歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)が必要不可欠です。

神経をできるだけ残して治療したい方はご相談下さい。