隣接面カリエス(虫歯)は気付かないことが多いので要注意。レントゲンを撮って確認しましょう

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歯と歯の間にできる隣接面カリエス(虫歯)は、視診では気付かないことが多いので当院では精密検査をお勧めしております。

隣接面カリエス(虫歯)は、マイクロクラックというヒビから虫歯菌が感染して発症することが多いので、とても深く神経ギリギリまで、もしくは神経まで感染してしまいます。

とくに小臼歯(前から4番目5番目の歯)の虫歯の発見が遅れて抜髄になってしまうケースが多いように感じます。

咬翼法という上下の奥歯を咬んだ状態で撮影するレントゲン撮影を行なうと奥歯の隣接面カリエスが見やすく、上下の奥歯をすべて確認できるので、当院ではよく撮影しております。

かなり大きい虫歯でも歯髄症状(自発痛、冷水痛、温熱痛など)がなければ歯髄を温存できることも多いので、症状がでる前の治療がお勧めです。

今回の症例も神経を残して治療を終了できました。

神経を残して1回で治療が終われるのと、少なくとも5~6回通院して神経をとって被せものにするのとでは、時間も費用も歯のもちも大きな差があると思います。

気になる方は、是非精密検査を受けてみて下さい。