マイクロスコープ下で行った生活歯髄切断法(MTAセメント)2
次回に抜髄を行うと伝えられた患者様です。
電気診にも反応し、冷温診(−)、打診(−)でしたので患者様の要望により神経を温存する処置を行いました。
虫歯を除去して神経(歯髄)が見えてきた場合には、マイクロスコープ下で健康な歯髄が出てくるところまで炎症性の歯髄を除去します。
炎症がない歯髄は自然に出血が止まるので、生理食塩水で洗浄してから露髄した部分をMTAセメントで直接覆髄して、硬化を待ってコンポジットレジンで充填します。
経過観察を行い、問題なければセラミック修復を行います。