精密根管治療で歯を残せた40代女性S様の症例
抜歯になる可能性のある歯をDr.金城による精密根管治療で残せた40代女性S様の症例をご紹介します。
精密根管治療で歯を残せた症例
40代女性S様、初診時に以前、根管治療をしていた左上6番(大臼歯)に打診痛があり、サイナストラクト(膿の出口)ができていました。レントゲン、CT上でも根尖病変が認められ当院で再根管治療を行った症例です。
レントゲン上で左上6番の歯の根の先に黒い影が確認できます。
CTも撮らせてていただき、CT上でも根尖病変(歯の根が細菌感染を起こし、根っこの先にできた膿の袋が歯の周りの骨を溶かしている状態)が分かります。
(黄色〇部、歯の根の先の黒く写っている箇所が膿の袋によって骨が溶けている状態です)
根尖病変が大きく、再根管治療のため治療の難易度も高く抜歯になる可能性もありましたが、当院でマイクロスコープを使用した精密根管治療(自費診療88,000円)を行いました。
術後
術前術後のレントゲン・CT画像です。
見ていただくと、レントゲン・CT上で黒く見えていた部分が小さくなっているのが分かります。
精密根管治療で歯の根の中をきれいにしたことで感染が収まり、溶けた骨が回復していきます。
この後S様は被せ物を入れ、歯を残すことができました。
治療費・リスク
【治療費】
精密根管治療:88,000円(処置料:別途1,650円×通院回数)、CT撮影:11,000円 ※被せ物の費用は別途必要です
【通院回数】
8回
【リスク】
歯根破折、内部吸収、外部吸収