歯周病で歯が抜けそう・口臭が気になる~歯周病治療~

歯周病で大切な歯を失わないためにマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使った歯周病治療

当院では、深い歯周ポケットにおける歯石の除去を歯科用顕微鏡下でおこなっております。原因となっている歯石だけを取り除き、健康な組織を残すことにより、術後の知覚過敏や歯肉退縮を最小限に抑えます。
歯石の除去
歯周組織再生療法
歯肉の切開を最小限に行ない、歯科用顕微鏡下で悪いものだけを取り除き、健康な組織を温存することで患者様が本来もっている治癒力を最大限に引き出します。
抜歯と診断された症状でも歯も温存できる可能性もありますので、歯周病でお悩みの方はご相談ください。
改善されなかった歯周ポケットを歯周組織再生療法で改善した症例

⇒歯周ポケットを歯周組織再生療法で改善した症例について詳しくはこちらをご覧ください。
PDT光殺菌
PDT光殺菌とは、薬を使用せずに光で歯周病細菌を殺菌することができる治療方法です。細菌を染色した後に熱のない光をあてることで活性酵素を発生させ歯周病細菌を死滅させます。薬を使用しないため副作用のリスクがほぼありません。また痛みもほとんどありませんのでリラックスして受けていただける治療法です。
デンタル予防サプリメント「プロデンティス」
友和デンタルクリニックでは歯周病治療の一環としてスウェーデン発のデンタル予防サプリメントBioGaia(バイオガイア)社の母乳由来の天然プロバイオテクス「L.ロイテリ菌」を配合した予防サプリメント「プロデンティス」を取り扱っています。L.ロイテリ菌は極めてリスクの少ないなヒト由来の乳酸菌です。健常者はもちろん、未熟児、妊婦、高齢者にも推奨できます。
⇒デンタル予防サプリメント「プロデンティス」についてはこちらをご覧ください
歯周病とは
歯周病は、歯ぐきや顎の骨といった歯の周辺組織に炎症が起こる病気。初期段階では自覚症状がほとんどありませんが、放っておくと歯を失ってしまうこともある恐ろしい病気です。「歯が痛む」「歯ぐきから血が出る」などの症状が出る頃には重症化してしまっている場合も多く、厚生労働省が平成11年に行った「歯科疾患実態調査」によれば、日本では歯を失う原因の第1位が歯周病であるとされています。
歯周病の原因のひとつとして挙げられるのが、プラーク(歯垢)や歯石に棲む歯周病菌です。この歯周病菌が増殖すると歯ぐきに炎症が起こり、徐々に歯ぐきや顎の骨を溶かして重症化していきます。そしてついには歯を失ってしまうことになるのです。
歯周病は、早期の発見や治療によって重症化する前に治すことができます。また、定期的なメインテナンスで、できるだけ予防することも大切です。歯周病に関するお悩みやご相談は、お気軽に当院にお問い合わせください。
歯周病の検査方法
歯周ポケット検査
レントゲン検査
歯の揺度検査
歯の揺度検査
ピンセット状の器具で歯をつまんで動かし、グラつき度合いを調べます。グラつきが大きいほど、歯周病が進行しています。
歯周病の症状と治療方法
歯周病 軽度
症状 | 歯ぐきに軽度の炎症を起こしている状態。歯みがきをすると出血することがありますが、痛みなどの症状はとくに見られません。 |
治療法 | 歯みがき 歯みがきをきちんと行い、歯周病の原因となるプラークをしっかり除去することが重要です。 スケーリング スケーラーと呼ばれる器具を使って、プラークや歯石を除去する治療です。 |
歯周病 中度
症状 | 冷たい物がしみたり、歯ぐきから出血したりすることがある状態。また口臭が強くなったり、歯ぐきに腫れが見られたりすることもあります。 |
治療法 | マイクロSRP 当院ではマイクロスコープを使用して、歯周ポケットの内部深くにあるプラークや歯石を除去する治療です。拡大視野で行うので、より確実に除去することが可能になります。 フラップ手術 麻酔後に歯ぐきを切開して歯根を露出させ、歯周ポケットの深いところにあるプラークや歯石、炎症組織を取り除きます。 |
歯周病 重度
症状 | 歯周病がかなり進行した状態。顎の骨の大部分が溶けてきている可能性があります。歯はグラグラして、何もしなくても痛みを感じるようになります。 |
治療法 | エムドゲイン法 失った顎の骨を再生させる方法の1つ。骨を再生したいところに「エムドゲインゲル」という薬剤を注入してスペースを確保し、骨の再生を促します。当院ではマイクロスコープを使用した拡大視野で行うため、歯ぐきを切らずに痛みを抑えて治療することが可能です。場合によっては薬剤を使用しなくても、骨を再生することが可能なこともあります。 |
歯周病が身体に与える恐怖

歯周病はお口に悪影響を与えるだけではなく、全身のさまざまな疾患に関係していることが明らかになってきています。お口の中で増殖した歯周病菌が、気管や血管を通して身体のさまざまな器官に到達して悪影響を与えてしまうのです。また妊娠中の女性の場合は、低体重児出産や早産を引き起こす原因の一つとして考えられています。歯周病の恐ろしさをよく知り、ご自分や赤ちゃんの身体を健康に保つよう、早期の治療、予防の徹底を心がけましょう。
歯周病が関係していると考えられる全身のトラブル
誤嚥性肺炎 | 誤嚥(ごえん)などによって歯周病菌が肺や気管へ感染すると、肺炎などの炎症を起こすことがあります。これが誤嚥性肺炎です。特に高齢者の方には注意が必要です。そのため、適切な歯周病の治療を行うことによって、呼吸器疾患を予防できる可能性があります。 |
早産 | 妊娠中の女性が歯周病にかかると、通常の場合と比べて、早産や低体重児出産のリスクが高まる可能性があると言われています。妊娠中の方は、お口のメインテナンスをしっかり行って、歯周病予防を徹底するようにしましょう。 |
骨粗しょう症 | 骨粗しょう症は、骨形成のバランスが乱れることで骨量が減少して骨組織が弱くなる病気です。骨粗しょう症によって、歯や顎の骨にまで異常をきたすようになると、歯周病の悪化を促す要因になると考えられています。 |
糖尿病 | 歯周病が悪化すると糖尿病も悪化し、糖尿病にかかっていると歯周病にかかりやすくなるなど、相互に悪影響を与えることが分かっています。 |
今すぐ歯周病をチェックしましょう
当てはまる項目にチェックを入れて、現在のお口の状態を把握しましょう。下記の項目に1つでも該当する場合は、歯周病の可能性があります。できるだけ早めに当院にご相談ください。
- 歯をみがくと歯ぐきから出血する
- 歯ぐきが痛む
- 口臭が強くなったような気がする
- 歯ぐきが赤く腫れている
- 歯ぐきから膿が出ることがある
- 歯がグラグラする
- 歯ぐきの位置が下がったような気がする
- 歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなった
- 朝起きたときに口の中がネバつくように感じる