歯の神経を抜かずに虫歯を治療したい～虫歯治療 症例紹介1 歯のヒビから虫歯になってしまった症例

過去の治療で虫歯治療をし充填物をいれてある状態です。

虫歯の詳細を確認するために歯科用顕微鏡を用いて充填物だけを除去していきます。

充填物の除去し状態を確認するとマイクロクラック（歯のヒビ）から虫歯になってしまっていました。マイクロクラック（歯のヒビ）から虫歯が進行すると神経近くまで進行してしまっていることが多いです。

神経近くを削る必要があるためマイクロスコープ（歯科用顕微鏡）で見ながら慎重に虫歯を除去していきます。神経に感染しないようにラバーダムを用いてます。
持続的な痛みがある場合は、神経まで虫歯が達している可能性があります。その場合は神経を残せいないため感染させないようにラバーダムを用いて抜髄しますが、今回は神経まで達していなかったためマイクロスコープ（歯科用顕微鏡）で神経ギリギリまで削り治療いたしました。

充填が不完全で隙間ができてしまうと、再び虫歯になってしまう（次は神経まで達してしまう可能性が高い）ため、隙間なく充填していきます。

通常であれば大きく歯を削ることになり、神経を抜く必要がありましたが、歯科用顕微鏡を使うことで最小限の侵襲で治療が終了しました。これで経過を見ていき痛みがでなければ型取りをしてセラミックで修復します。