親知らずをインプラントの代わりに自家歯牙移植できる条件とメリット・デメリットとは?

親知らずをインプラントの代わりに移植できる条件や症例をご紹介します
親知らずのインプラント歯牙移植について
できるだけ自分の歯を残す治療を行なっていてもどうしても残せない場合があります。
主に欠損部に対する治療の選択として、
- ブリッジ
- 入れ歯
- インプラント
の3択になりますが、親知らずが残っている場合には歯の移植が選択できる場合があります。
歯の移植の一般的な適応条件として
- 年齢が40歳までの比較的若い年代であること
- 移植する部位が大臼歯部(奥歯)であること
- 抜歯しなければならない歯がまだ残存していること
- 移植する親知らずをダメージが少なく抜歯できること
などが挙げられます。
その他にも歯のサイズや歯根形態など様々な条件が絡んできますので、歯の模型やCT撮影を行ってから歯の移植手術が適応かどうかを判断します。
自家歯牙移植のメリット・デメリット
自家歯牙移植のメリット
- 歯根膜が存在する天然歯と同じように口腔内で機能する可能性がある
- 自分の歯を移植するため、感染やアレルギーがない
- 隣の歯を大きく削らずにインプラントや入れ歯を回避できる
自家歯牙移植のデメリット
- 条件が満たされないと適応できない
- 将来、外部吸収や歯根破折で抜歯となる可能性がある
- 歯のサイズや形態が合わないと歯冠修復が必要になる
親知らずをインプラント代わりにしたい~歯牙移植の症例紹介~
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インプラントを入れずに、抜けてしまった歯をそのままにしていませんか?
歯を失ってしまった場合、そのままの状態で放置するとさまざまな問題が起こります。見た目が悪くなることはもちろんですが、正常だった歯並びや咬み合わせが乱れてきたり、発音に問題が生じたり、全身のあらゆる場所に負担をかけてしまうことになります。
歯を失った状態で放置しておくと……
- 咬み合わせが乱れる
- きちんと咬めなくなり、消化器官への負担が増える
- 歯が抜けた部分に隣の歯が倒れ込んでしま
- 歯が抜けた部分の顎の骨に刺激がかからず、溶けてしまう
- 歯並びが乱れ、顔の輪郭が変わってくる
- 顎関節症のリスクが大きくなる
- きちんと発音できないことがある
1本でも歯を失うと、お口の中のバランスが徐々に乱れて、このようなさまざまな不具合が生じます。失った部分は放置せず、できるだけ早く適切な治療を受けましょう。
インプラント治療で失った歯を取り戻す
歯周病や虫歯などで歯を失ってしまった場合、従来は入れ歯やブリッジによる治療が一般的でした。これらは確かに有効な治療法ですが、満足な咬み心地が得られなかったり、固定するための金属部分が目立ってしまったり、周囲の歯に負担をかけたり……といった問題もあります。
上記の治療法に加え、現在ではインプラントによる治療が徐々に普及してきています。インプラントとは、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を被せて歯の機能を回復させる治療です。チタンには顎の骨と結合する特性があるため、ご自分の歯と同じような安定した咬み心地が得られます。
インプラントのメリット
周囲の歯に負担がかからない
天然歯と同じような咬み心地が得られる
天然歯と同じような色や質感にすることが可能
顎の骨が痩せにくい
- 周囲の歯に負担がかからない
- 天然歯と同じような咬み心地が得られる
- 天然歯と同じような色や質感にすることが可能
- 顎の骨が痩せにくい
インプラント・入れ歯・ブリッジの違い
インプラント
インプラントとは歯を失った部分の顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工歯を被せる治療。
メリット
- 見た目が自然で美しい
- 違和感がない
- 硬いものでもしっかり咬める
- 周囲の歯を傷つけたり、負担をかけたりしない
- 金属アレルギーの心配がほとんどない
デメリット
- 治療費が高い
- 外科手術が必要になる
- 全身疾患がある場合や顎の骨の量が少ない場合などは、治療を受けられないケースがある
入れ歯(保険適用の場合)
入れ歯(保険適用の場合)
失った歯の本数に合わせてつくられた義歯を、金属のバネなどで固定し、咬む力を回復する治療。
入れ歯(保険適用の場合)とは失った歯の本数に合わせてつくられた義歯を、金属のバネなどで固定し、咬む力を回復する治療。
メリット
- 治療期間が短い
- 治療費が比較的安く済む
- 使用する素材によっては、保険が適用される
デメリット
- 見た目が目立つことがある
- しっかり咬めないことがある
- 違和感が出ることがある
- バネを使った入れ歯の場合、隣の歯に負担がかかる
- 使っているうちに合わなくなることがある
ブリッジ
ブリッジとは1~数本の連続する歯を失った場合に、両脇に残った歯を削って支えにし、連なった人工歯を被せる治療。
メリット
- 見た目が自然
- 違和感が少ない
- 使用する素材によっては、保険が適用される
デメリット
- 両脇の歯を削る必要がある
- 支えとなる歯に大きな負担がかかり、将来的にその歯を失ってしまうことがある
インプラント治療の流れ
インプラント治療STEP1 歯ぐきの切開
インプラント治療STEP2 骨に穴をあける
インプラント治療STEP3 インプラントの埋入
インプラント治療STEP4 歯ぐきの縫合
インプラント治療STEP5 土台の設置
インプラント治療STEP6 かぶせ物の装着
インプラント治療料金紹介
埋入手術(オペ) 162,000円
インプラント本体 108,000円
CT撮影(専門機関で撮影) 10,800円
二次オペ 32,400円
アバットメント(インプラント専用の土台) 32,400円
※料金は全て税抜きです。別途消費税が掛かります。
埋入手術(オペ) | 162,000円 |
インプラント本体 | 108,000円 |
CT撮影(専門機関で撮影) | 10,800円 |
二次オペ | 32,400円 |
アバットメント(インプラント専用の土台) | 32,400円 |
※料金は全て税抜きです。別途消費税が掛かります。
インプラントに関するご相談は、当院(03-3987-4418)までお気軽にどうぞ!
親知らずでお悩みの方は口腔外科へ
「親知らずがズキズキ痛む」「抜かないといけないの?」……。親知らずでお悩みの方は少なくありません。口腔外科では、親知らずの診察も行っています。痛みをがまんせず、お早めにご相談ください。
「親知らず」とはどんな歯?
親知らずは前歯の中央から数えて8本目にある奥歯のことです。通常は永久歯が生え揃ってしばらく経った後から生えてきますが、中には一生生えてこない人もいます。しかし、親知らずが生えてこないからといって特に異常というわけではありません。
親知らずは、正常な向きで生えてくればそのままにしておいてかまいません。しかし周囲の歯を押したり、歯並びを乱したりする場合が多く、トラブルの原因となってしまうのです。これらのトラブルは、多くの場合親知らずを抜歯して治療しますが、症状によっては抜歯せずに残す場合もあります。親知らずの治療についてご質問がありましたら、お気軽におたずねください。
親知らずを抜く場合と抜かない場合
親知らずを抜いたほうが良い場合
- 周囲の歯に圧力をかけている
- 歯並びを乱している
- 痛みや腫れがある
- 虫歯がある
- 咬み合わせが悪い
親知らずを抜かなくても良い場合
- 正しく生えている
- 上下の咬み合わせがきちんとできている
- きちんと歯みがきができている
- 将来的に使う可能性がある
親知らずは、多くの場合抜歯して治療しますが、健康な状態を保っているのであれば抜かないに越したことはありません。将来、ブリッジの土台となったり、移植用の歯として使ったりする可能性もあるからです。
親知らず抜歯後の注意点
- 抜歯当日は、できるだけ安静にして、飲酒や入浴は避けてください
- 麻酔が切れるまでは、飲食はできるだけひかえてください
- 抜歯後にできた血の塊は組織の再生を促しますので、流さないように気をつけましょう
- 抜歯した部位を冷やし過ぎないようにしましょう
- 処方された痛み止めと抗生物質は適切に服用してください
- 抜歯でできた穴は清潔に保ち、舌や指で触らないようにしてください
親知らずに関するご相談は、友和デンタルクリニック(03-3987-4418)までお気軽におたずねください。