神経を残す虫歯治療 二回法(2回目)

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カリエスが大きく、軟化象牙質を取りきると露髄してしまいそうな症例では2回に分けてカリエス処置を行う二回法(ステップワイズエキスカベーション)を用いることがあります。

この方法を用いる場合には、まず診断が大事になります。

患歯に自発痛や打診痛など歯髄症状がないことを確認してから処置を開始します。

2回目のポイントは、ラバーダム防湿を行い、新たな感染をさせないことです。

1回目の処置がうまくいっていればこの症例のように残った軟化象牙質を除去しても硬い組織が一層残り露髄しません。

あとはコンポジットレジンやセラミックで歯冠修復を行います。

マイクロクラックから新たな感染が起こらないようにセラミック修復がベストだと思います。

2回目の処置前の診断で症状がなければ深部の軟化象牙質を除去した際に露髄してもMTAセメントにて直接覆髄を行って対応することもあります。